みんなの食卓 ロースハム/日本ハム

みんなの食卓 ロースハム(アレルゲン対応)/日本ハム_20200427_162211

【加熱食肉製品(加熱後包装)】
名  称:ロースハム(スライス)
原材料名:豚ロース肉、水あめ、食塩/リン酸塩(Na)、調味料(アミノ酸)、酸化防止剤(ビタミンC)、発色剤(亜硝酸Na)、(一部に豚肉を含む)
製造者:東北日本ハム株式会社(山形県酒田市)
購入店:サン・マルシェ東中田店(宮城県仙台市)
価格等:52g(@3.63円)※4枚入/189円(本体価格)/2020.4.27
商品ページ)(Internet Archive 2017)(Screenshot)JAN4977008131189
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水あめ=水飴、

アレルギー対応食品で値段が高いけど本当のハムの味がして感動!

添加物の少ない商品を選んでみた

購入の目的:常備品が残りわずかになったので補充
選択の理由:ほかより添加物の少ないハムを試しに食べてみたくなった
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そういえば昔のロースハムはこのハムのようにヘリに白い脂身があったことを思い出しました。

冷蔵庫に常備しているハムが残りわずかになったので補充で買いました。

普段は「ロースハム/丸大食品」を買っていますが 「食品の裏側―みんな大好きな食品添加物」に「大 豆や卵のた ん 白 質で増量を増やしているハムもある」と書いてあるのを読んで関心を持ちました。

そこで店頭で色々なハムの原材料を見て「これは違うのでは?」と思い試しに買ってみました。

そもそも値段が高い(189円で4枚しか入っていない)ですし、使われている素材や添加物がほかのハムよりぐっと少なかったからです。

それだけの理由で購入したので、表の包装はほとんど見ていませんでしたが、よく見たら実はアレルゲン対応(アレルギー対応)製品だったんですね^^帰宅するまで以下の説明書きを読んでいませんでした(笑)

特定原材料7品目を使っていません。
表記7品目を使用しない専用工場で製造しています。
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そう言えば昔のハムはこうだった!と思い出した

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お肉の質感が生きている気がします!

食べてみた結論としては、「素直に感動した」というのが率直な感想です。

少し大げさかもしれませんが、昔食べていたロースハムの味と同じで、「そういえばこれが本当のハムの味だったんだ」と思い出しました。

具体的には、肉の食感が生きています。その分少しボソボソして料理したときの食感が落ちますが、考えてみたら普通のお肉も同じですよね。美味したったのもそうですが、今まで食べていたハムとは全然別物なので驚きました。

大手(日本ハム)の商品なので、さほど期待はしていなかったのですが、ナショナルブランドのメーカーでもこういうことができるだな、とびっくりしました。
アレルギーの原因を抑えるということは、食品添加物を抑えることに等しく、けれど価格は大きく上がってしまうのだ、と思いました。

原材料表示を見てみました

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ニッポンハムのHPは非常に親切にできていて、メーカーが提供する情報としては、他社よりもずっと添加物について詳しい説明が掲載されています。Wikipediaでこちらを読むと、過去に不祥事も多くあったようですが、その反面教師なのでしょうか。(ちなみに東芝は、かつてコールセンターの対応がPCの不買運動につながった反省から、その後はサービス品質を見直してとても優秀なセンターになったと言われています。)

せっかくなので同社の記事から、この商品に使われているものだけ抜き出して転載いたします。リン酸塩や亜硝酸Naなどには議論もありますが、商品の特性上(アレルギー対応食品)、基本的にからだにやさしい作りになっているのでは?などと思ってしまいます(思い込みかもしれないけど^^)。

リン酸塩(Na)について

ハム・ソーセージの保水性・結着性を向上させる目的で用います。食感、風味、色調を高め品質を向上させる働きがあります。お肉は加熱すると肉に含まれる水分が肉から流れ出て、ぱさついた食感になってしまいます。ハム・ソーセージはお肉が原材料ですので、リン酸塩(Na)を使用することにより、お肉の水分を保つことができ、保水性と肉の弾力が高まり、軟らかい食感になります。(出典:日本ハム | よくあるご質問 – 食品添加物について

発色剤(亜硝酸Na)について

発色剤には、大きく分けて次の3つの働きがあります。

  • 原料肉の色素を固定し、ハム・ソーセージ特有の色調を与えます。
    《着色料のように色を付けるのではなく、お肉の中のミオグロビンやヘモグロビンといったお肉自身がもっている赤い色素を固定し、加熱・酸化による褐色化を防ぎます。》
  • 原料肉のもつ獣臭さを消し、ハム・ソーセージ特有のフレーバー(風味)を与えます。
    《発色剤の使用されていない焼豚などと比較すると、その風味の違いがよく分かります。》
  • 細菌の増殖を抑える働きがあります。特に恐ろしい食中毒菌としてよく知られているボツリヌス菌の増殖抑制効果があります。

発色剤を用いない無塩せき(むえんせき)の商品群は、加熱した肉そのものの褐色であり、一般にあまり日持ちがせず、また原料肉そのものの匂いを感じます。(出典:日本ハム | よくあるご質問 – 食品添加物について

酸化防止剤(ビタミンC)について

酸化防止の目的で使用します。ハム等は、空気(酸素)にふれると酸化されて変色し、きれいなピンク色が、やや緑がかった色に変化してしまいます。この酸化を防ぎ、変色と風味の劣化を防止しているのがビタミンC(酸化防止剤)です。(出典:日本ハム | よくあるご質問 – 食品添加物について

調味料(アミノ酸)について

調味(味付け)が目的で食品の風味を高め魅力を増す働きがあります。味覚の向上や酸味や苦味の緩和が目的です。(出典:日本ハム | よくあるご質問 – 食品添加物について

他の添加物に比べてこの項目だけが大雑把で具体性に欠けたので調べてみました。
こちらの商品ページによると、このロースハムに使われているのは調味料(アミノ酸)はL-グルタミン酸Naだそうです。(それにしても情報開示がすごい!)
これに関しては、さすが本家本元!の味 の 素の説明がよかったので転載します。

グルタミン酸は、アミノ酸の一種で昆布のうま味成分です。グルタミン酸は、さとうきびからとれる糖蜜やでんぷんから発酵法で作ります。グルタミン酸は、そのままでは水に溶けにくいものです。水に溶けやすく、また調味料として使いやすくするために、ナトリウムをつけて乾燥したものがグルタミン酸ナトリウムです。(出典:L−グルタミン酸ナトリウムとは何ですか。|お客様相談センター|味の素株式会社

使用添加物についての情報をメーカサイトから詳しく知ることができたのは初めてです。そういったことでも感動してしまいました^^

 

HPを見てみました

酒田の東北日本ハムが作っていました!

裏面を見てさらにびっくり!これを作っていたのは我らが東北の会社(!)だったんですね。
パッケージに大手企業のロゴがあると、ついどこか遠くの県のどこかの工場で作っているのだろうと考えて他人事のように思ってしまいますが、お隣の山形県で作られていると知って急にうれしくなりました^^トップページのスライドショーの3枚目に鳥海山の写真がありますね。

こちらを見ると、県内で何度も表彰されている会社のようです。

詳細な商品ページに感動

商品ページは親会社のほうにありますが、そちらの情報がとても詳しくて感動してしまいました。リン酸塩、調味料、酸化防止剤、発色剤の中身まで書いてあるサイトは初めて見ました。例えば、使われている「調味料(アミノ酸)」がL-アスコルビン酸Naであることがきちんと明示されています。ほかのメーカーでも探せばこういったサイトはあるのだと思いますが、私は初めてだったので、とても印象に残りました。

私は普通の主婦なので、同社の裏も表も良く分かりませんが、消費者に最大限の情報提供をしてくれていることは評価したいし、それだけでも個人的なイメージがすごくよくなりました。