くるみ餅(ゆべし切り落とし)170g/千秋堂

くるみ餅(ゆべし切り落とし)170g/千秋堂_20200512_124238

名  称:菓子
原材料名:砂糖(国内製造)、麦芽糖、もち米加工品、くるみ、しょうゆ、でん粉加工品(でん粉)/トレハロース、乳化剤、(一部に小麦・大豆・くるみを含む)
製造者:株式会社千秋堂(岩手県雫石町)
購入店:サン・マルシェ東中田店(宮城県仙台市)
価格等:170g(@1.64円)/279円(本体価格)/2020.5.12
商品ページ)(Internet Archive)(Screenshot)JAN4901654011397
----------
もち米加工品=糯米加工品=餅米加工品、くるみ=胡桃、醤油=しょう油=しょうゆ、澱粉加工品=でん粉加工品=でんぷん加工品

スーパーでこの前と違うゆべしも買ってみました

購入の目的:母のおやつ用
選択の理由:前回と違うものを買ってみたかった

ゆべしが好きな母のおやつ用に買いました。
前回は千 葉 恵 製 菓の「奥 の 平 泉「く る み ゆ べ し」」だったので、今回は同じスーパーで違うものを買ってみました。

? 楽天ではこちらです。

 

? Yahooではこちらです。

※初めて貼ってみたら、Yahoo!ショッピングの商品紹介バナーって、真ん中に張り付くんですね^^まぁ、いいか(笑)

くるみゆべし(柚餅子)は東北の定番和菓子

くるみ餅(ゆべし切り落とし)170g/千秋堂_20200514_122907私はあまりゆべしを食べないので(というかあまりお菓子そのものを食べない^^)味の違いはわかりませんが、うちの母はゆべしが大好きなのでお店で見かけるとつい買ってしまうみたいです。
前回も今回も、ひとくちいただきましたが、まぁ、普通のゆべし(普通に美味しい)という感じでした?

前回の記事の時にゆべしをWikipediaで見てみたら、どうやらくるみが入ったこのスタイルのゆべしは東北限定(北日本?)の和菓子のようでびっくりです。

家の近くのスーパーでも、くるみゆべしは和菓子の陳列棚に日常的に何種類か置かれていますし、商店街にあるような和菓子の専門店ならどこでも作っている感覚です。

地元ではモ ナ カ で超有名な 白 松 が 最 中 (し ら ま つ が も な か)だって、店頭にはくるみゆべしを置いていますし(ネットでは販売していない)、個人的には和菓子店の定番商品と思っていたのですが、どうやら西日本ではユズを使ったお菓子や珍味をさすようで、同じ日本でも違うんですね^^確かにゆべしは漢字で書くと「柚餅子」ですもんね?

ちなみに 白 松 が 最 中 の一番町店に電話して確認してみたところ、”ゆべしは毎日作っているわけではないので(間隔をあけて製造)その日によって数が少なかったり、ないときもある” そうです。

原材料を見てみました Pick Up

くるみ餅(ゆべし切り落とし)170g/千秋堂_20200512_124301

麦芽糖について

トウモロコシやジャガイモのでん粉を酵素で分解して得られる糖類で、水あめの主成分でもあります。
ブドウ糖が2個結合したもの(二糖類)で、元々は大麦の芽に含まれる酵素がでん粉を糖化して作る糖であったためこの名前になっていますが、今はα-アミラーゼという別な酵素で工業生産されています。
甘さは砂糖の60%ですが、砂糖とは異なる穏やかで優しい甘さ(くどくない)を持ちます。
麦芽糖は加熱しても焦げや変色がしにくく、液体に溶かしたり煮詰めた後で冷やしても、結晶(糊化)になりにくいのが特徴です。
そのため、餅菓子に使われる場合は、まろやかな味の調節と固くなるのを防ぐ目的で使われるようです。
このブログでは以下の食品に含まれます。

トレハロースについて

トレハロースはきのこなどに多く含まれる保湿機能(保水性)が強い糖類で、甘さは砂糖の40パーセントです。現在はジャガイモやトウモロコシを酵素で分解して作られています。
麦芽糖と同じくブドウ糖が2個結合している二糖類と呼ばれる糖ですが、分子の構造が微妙に違うので性質も少し違うようです。
収益性の悪い抽出方法しかなかったため高値で希少でしたが、日本のある会社が90年代の初めにでん粉から効率よくトレハロースを生成する酵素を発見し、一気に工業化と大量生産が進みました。
餅や団子などに使われるときは時間とともに硬くなる(老化)をを抑制します。また熱や酸に対する高い安定性や保湿作用があり、タンパク質の変性抑制作用もあるため品質保持にも使われます。
このブログでは以下の食品に含まれます。

ちなみに、原材料表示では、似た者同士なのに麦芽糖は「食品」でトレハロースは「食品添加物」です。食品と食品添加物の線引きは”食品として売られているどうか” だそうです。麦芽糖が古来から水あめやあめ菓子の原料だったのに比べ、トレハロースは加工食品に特定の機能を追加するために用いるので添加物に分類されていると思われます。

? 参考:添加物と食品の違いという何か – 消費生活アドバイザーが食品表示をわかりにくく解説するブログ

こちらの食べログHPを見てみました

元々は盛岡の会社だったようです

住所が雫石(しずくいし)(岩手県)になっていたので、農村部にある中堅の和菓子工場かな?と思っていたら、元々は盛岡にあったようです。

歴史写真」のページに ”昭和5年、盛岡市前九年二丁目において、陸軍指定御用商として、パン・菓子製造工場を創業” と書いてあるので、最初からメーカー志向の会社さんだったんですね。
HPに記載がありませんが、こちらの食べログによると、”戦後は鉄道指定として国鉄、各地鉄道、自衛隊などに納入するようになった”そうです。なるほど、それは強い!
私の知り合いの会社も昭和の半ばの創業ですが、県内にその業種(食品ではない)がほとんどなかったため、宮城県庁の出入り業者になり業績を伸ばしました。お上のお仕事は堅実で強力ですよね^^

これが正規品なんでしょうか?

そしてこれまた、会社のHPには記載がありませんでしたが、こちらの別な方の食べログを見ると、雫石に移転したのは平成28年4月のようです。なんか、お客さんの方が詳しいので、そういう社歴もHPに載せて欲しいな~と思いました?

さらに食べログを見てわかりましたが、この商品はスーパー用だからこういう包装(白いトレー)なのではなく、正規の包装だったことがわかり、びっくり(笑)これって、楽天やYahoo!ショッピングで通販購入しても、これで来るんですよね???
しかも「切り落とし」と言っても、商品ページに「切り落とし」じゃない本物のくるみゆべしが見つからず、妙に謎が深まってしまいました^^

宮城の和菓子メーカーの商品を買ってみたい

それにしても、最近スーパーで和菓子を買うと、三連発で岩手県なんですけど、地元宮城の和菓子メーカーはいったい何をやっているんでしょう?(笑)
私の利用しているスーパーの卸業者さんが、たまたま岩手に強い業者さん(または岩手県の卸業)なのかもしれませんが、宮城のメーカーさんのお菓子もスーパーで買って食べてみたい今日この頃です。