おさかなソーセージ/マルハニチロ

マルハニチロ「おさかなソーセージ」_20190112_204545

名  称:フィッシュソーセージ
原材料名:魚肉、結着材料(小麦たん白、コーンスターチ、大豆たんぱく)、精製ラード、豚脂肪、砂糖、食塩、たまねぎ、香辛料/加工でん粉、炭酸Ca、調味料(アミノ酸等)、くん液、コチニール色素、香辛料抽出物、(一部に小麦・大豆・豚肉を含む)
製造者:マルハニチロ株式会社(栃木県宇都宮市)

製造所:同社 宇都宮工場(栃木県宇都宮市)
購入店:サン・マルシェ東中田店(宮城県仙台市)
価格等:75g×4本/149円/税抜き/2019.01.12
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加工澱粉=加工でん粉=加工デンプン、炭酸Ca=炭酸カルシウム、たまねぎ=玉ねぎ=玉葱=タマネギ

添加物のかたまりとわかっていても買う理由は?

魚肉ソーセージを切って、砂 糖と醤 油で炒めたのがうちのダンナの”おふくろの味”なんですよ。だから、添加物のかたまりとわかっていても買わざるを得ないんです?

知らんぷりしていると、定期的に「食べたい」って言ってくるので、朝ごはんにたまにつくって出します。

確かに魚肉ソーセージは私も母が作ってくれたお弁当によく入っていました。昔はソーセージと言えばイコールこれでしたものね。

それにしても原材料名をこうやって転記していると、魚肉ソーセージって本当に色々入っていますね。

魚肉なので本来は、かまぼこやさつま揚げのような雰囲気にになりそうなところを、あれこれ使って頑張って、肉系ソーセージっぽく仕上げているのが見て取れますね。

原材料表示名の中で「くん液」というのをWikipediaで見てみると、どうやら燻製風の香りを付けるために浸す液体のようで、サトウキビ、竹、トウモロコシ、または木材を燃やしてつくり、スモークフレーバーとも呼ばれているそうです。

結着材料というのはいわゆる「つなぎ」ですが、増量の役割もあるそうです。

できればあまり食べたくない食材ですが、夫の”おふくろの味”ですし、一ヵ月に数回、3~4切れ食べるぐらいじゃ、そんなに影響もないだろう思って、そこまで厳密にはこだわらずに食べてます?

 

マルハといえば大洋漁業!左門豊作!

この魚肉ソーセージの帯はマルハになっていますが(しかもなぜか反対向きについている(笑))製造者はマルハとニチロが合体したマルハニチロです。

マルハとニチロは2007年(平成19年)10月1日 – マルハの持株会社であるマルハグループ本社がニチロを完全子会社にして両者が経営統合しました。

が、同社のサイトを見てみると、歴史がある過去の商品群を継承しているため、いまもそれぞれにロゴマークが混在しているようです。

私の中では、マルハといえばこれでしょう(笑)

マルハロゴ_hqdefault

具体的にどこで見たかは覚えていません。

ですが、昔から魚肉ソーセージは「あけぼの」(旧ニチロ)だったのに、近所のスーパーで置いているのが「まるは」だったのでそれを買うようになりいまに到っています。

以前の「まるは」魚肉ソーセージはこのロゴがそのままドーンと付いていたので、なんとなく田舎臭いイメージがあったのですが、割と最近まで(といっても私の”最近”は10年単位かも(笑))そのデザインだったと思います。てにとるたびに「いまどきまだこれかー」と思った記憶がありますもん。

まるはフィッシュソーセージ

「まるは」マークの正式な社名は大洋漁業株式会社ですが、私の世代だと大洋漁業と言えば、プロ野球の大洋ホエールズだし、野球をよく知らない私のようなオバチャンにとっては、大洋ホエールズといえば、巨人の星の左門豊作ですよ(笑)主人公、星飛雄馬のライバルで熊本弁の愛すべきキャラクター。

仙台には東北楽天イーグルスがありますが、近鉄とオリックスの合併とか、ライブドアや楽天の新規参入(ライブドアは楽天に敗退)とか、プロ野球チームの再編が大きく取沙汰されていたときに思ったのは、プロ野球チームというのは時流に乗って勢いのある会社がオーナーになるものなんだ、という、ものすごく当たり前の事実です。

うちのおじさんは国鉄出身で国鉄スワローズ(現:ヤクルト)の大ファンでしたが、私はそれまでプロ野球チームの経営者が変わったり無くなったりするのを見た経験がないので、プロ野球チームというのはそのときの12球団が永遠に不滅だと思っていましたよ^^

でもそうじゃないことがわかり、名乗り出てきたのがライブドアや楽天だったことで、初めて市場経済を意識するようになりました。

逆に言えば、「まるは」の大洋漁業もプロ野球チームを持てるぐらい調子のいい時があったと考えるべきなのでしょう。

昭和30年代生まれの私は、大洋漁業と聞くと、左門豊作以外では笑、遠洋漁業やくじらやクジラの缶詰を思い出します。私が小学生の頃は「クジラのオーロラ煮」(今思い返しても何がオーロラなのか不明(笑))という給食メニューもありましたし、クジラのベーコンも普通に市販されていました。

クジラは魚ではありませんが、遠洋で漁をすることがシンプルにかっこよくて収入にもつながった時代だったんだと思います。

ニチロはやっぱりあけぼの印

ニチロと聞くとピンときませんが、あけぼの印と聞くとすぐに納得します。

お店の仕入れによると思いますが、私が小さい頃からなじんできた魚肉ソーセージはあけぼのソーセージでした。

残念ながらネットを探しても、私が懐かしい!と思うあけぼのソーセージの画像は見つかりませんが、マルハニチロ社のコーポレートサイトで確認すると「あけぼの印」の缶詰はいまもあるようなので、いくつか商品を貼っておきます。

あけぼの「べにズワイガニ」缶詰_4902165266207

あけぼの「サケ缶詰」_movie001

そうそう、このサケ缶は超懐かしいですね。もしかして今もあるのかな?今度スーパーに行ったら見てみようと思います。

・・・ていうか、あけぼの印の商品は鮮明に記憶にあるのに、まるは印の商品は記憶にありません。

なのに、文章を一杯書けるのは「まるは」のほうですね。ということは「まるは」のほうが個人向けの経営戦略に長けていたということなのかしら?

私の中ではニチロはあんまりよくわからないけど、マルハにはなんとなく親近感がある。両社の会社規模などはわかりませんが「マルハがニチロを子会社化」というのはわかる気がしました。