シーフードピザ(ハーフ)/サンロード(ヤマザワ)
原材料名:加工デンプン、乳化剤、V.C、酵素、酸化防止剤(V.E)、シリコーン、調味料(アミノ酸等)、セルロース(原材料の一部に小麦、乳、大豆、えび、いかを含む)
製造者:株式会社ヤマザワ中田店(宮城県仙台市)
購入店:株式会社ヤマザワ中田店(宮城県仙台市)
価格等:1個/300円(本体価格)/2020.1.5
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加工澱粉=加工でん粉=加工デンプン、V.E=ビタミンE、V.C=ビタミンC、
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➡ オリジナルピザ/サンロード(2018年6月9日)
シリコーンについて知るきっかけになった食品です
今回は食べたいというよりは、昨年の6月に買って個人的にびっくりしたヤマザワのピザをもう一度見てみたくて買いました(笑)
とか言って美味しくいただきましたし、昨年とは種類が違うので比較にならないし、別にヤマザワに恨みや批判があるわけでは全くありません?(ここは強調したい)
実はこのピザは、私がこのブログで「原材料表示名」を書き留め始めて、いちばん「えー!」とびっくりした食品なんです。
シリコーン(ケイ素Siのシリコンではない)ってあの樹脂のシリコーン?それがなんで食べものに入っているの?って。
今となっては、それが消泡剤としてかなり一般的に使われていることがわかりましたが、そういうことって食べものや添加物に興味がある人じゃないと、わからないですよね?
いったい何の泡を消そうとしてこのピザにシリコーンが使われているのか全くわかりませんが、原材料名を見てみると昨年と違っって中味がすごくシンプルなのは、たぶんハムが使われていないからではないかと思いました。
ハム・ソーセージや漬物などもそうですが、元々は生鮮品を長持ちさせる食品だったものほど、いまは品質保持のために添加物が多く入っていて皮肉ですよね。
最後に、シリコーンですが、東京都福祉保健局のサイトでは、シリコーン樹脂を代表的な消泡剤と位置付けています。
☆消泡剤
テンプラやフライなどの揚げ油や豆腐製造時の豆乳の泡を消して均一な製品を作るほか、果実ジャムの製造工程で発生する泡を消して加熱を均一にしたり、ウイスキーなどの酒精飲料の発酵工程での泡を消して正常な発酵を維持するなどの目的で使用されます。シリコーン樹脂が代表的なものです。
使用対象食品:揚げ油、豆腐、ジャム、蒸留酒など
また、福岡市保健環境研究所保健科学部門のPDFによると以下のように解説されています。
豆腐,ジャムや砂糖など,製造過程において煮沸が行われる食品には,その煮沸の際に起こる泡立ちを抑えるために消泡剤であるシリコーン樹脂が添加されることがある.また発酵食品においても発酵工程等での発泡を抑えるために,同様に添加される場合がある1).その使用基準については,食品,添加物等の規格基準により消泡の目的に限り食品1kgに対しシリコーン樹脂として0.050gまでの使用が認められている2).しかしながら,その使用が加工助剤やキャリーオーバーにあたる場合は表示が免除される1)ため,表示を見るだけではシリコーン樹脂の使用の有無を知ることはできない.
Yahoo知恵袋を見ると「コーヒーにシリコーンが入っている!」「食用油に入っている!」「お菓子に入っていた!」等々、びっくりして驚く方からの質問が散見されますが、その気持ち、すごくわかります。
シリコーンではありませんが、ここに消泡剤について農林規格調査会部会の議事録があるので(面白いので)関心がある方はどうぞ。
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