奥州ポテト/フルールきくや

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名  称:焼菓子
原材料名:さつまいもペースト、乳等を主要原料とする食品、マーガリン、砂糖、卵/増粘剤(加工でん粉、カラギナン)、グリシン、香料、カゼインNa、リン酸塩(Na)、乳化剤、pH調整剤、(一部に卵・乳成分・大豆を含む)
製造者:株式会社きくや(岩手県奥州市)
購入店:前沢サービスエリア(下り)(岩手県奥州市)
価格等:5個入/788円(本体価格)850円(税込)/2019.11.13
商品ページ
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加工澱粉=加工でん粉=加工デンプン=加工でんぷん

マスコミでも紹介される地元の人気スイーツなんだそうです

奥州市に行ったので、前沢SAで自分と家族のお土産用に初めて買いました。

選択の理由は、店内のPOPで「売店人気ランキング第三位」と書いてあったからです。一位が『きなこダクワーズ』で二位が『あんバターサンドクッキー』だったと思いますが、個人的にしっとりしたお菓子が食べたかったので、ランキングの順番に眺めて行ってこれにしました。

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前沢SAのショーケース

私は全く知らなかったのですが、地元(奥州市)の友人に「これを買った」と伝えたら「美味しいよね、私も大好き!」という返事が返ってきました。

意外に認知度が高いお菓子なんだなぁと思い「え?知ってるの?」と尋ねたら「テレビや雑誌でも紹介される、最近人気の地元スイーツ」なんだそうです。へぇ~。

でも、原材料を見て、ほんの少しだけテンションが下がりました^^

決して悪いことではないのですが、想像したより添加物の種類が多いし、原材料もさつまいもではなく、さつまいもペーストなんですね。

ということは工場でさつまいもからつくっているわけではなく、自社以外でつくられた『さつまいもペースト』に手を加えてつくっているということなので、ちょっと意外でした。

地元のお菓子屋さんのオリジナル商品が口コミで広がり、やがてTVで紹介されて大ブレークしたのが2011年のようですが、それを機に岩手を代表するおみやげにまで成長したとのことなので、もはや手作り的な感覚の製造や素材では数をさばききれないのかも・・・

原材料名をパッと目にした時に、思ったよりもビジネスライクに作られているんだなぁという率直が感想を持ちましたが、もしかしたらブレイク前と後では原材料も違ってきているのかもしれませんね。

今回はこのブログでは初めて見る『カラギナン』という増粘剤が出てきましたが、食品開発ラボさんのサイトによると、以下のようです。

中でもカラギナンはゲル化剤として最も使用されている多糖類の一つです。その他、カラギナンは増粘剤としてデザートや粉末ミックスに、微粒子の安定剤として飲料などにも使用されています。
(~中略~)
カラギナンは、紅藻類から抽出される多糖類です。
紅藻類とは、体色が紅色や紫色をしている藻類のことです。
(~中略~)
 同じく紅藻類から作られる寒天との違いは硫酸基の含有量の違いによるものだといわれています。寒天よりもカラギナンは多量の硫酸基を含有しています。

カラギナンとは~基礎から徹底解説 より)