粒がおいしい小粒納豆/ヤマダイフーズプロセシング

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名  称:納豆
原材料名:
【納豆】大豆(アメリカまたはカナダ産、遺伝子組換えでない)、納豆菌
製造者:株式会社ヤマダイフーズプロセシング(北海道小樽市)
購入店:サン・マルシェ東中田店(宮城県仙台市)
価格等:40g×3/59円(本体価格)/2020.4.25
商品ページ)(Internet Archive)(Screenshot)JAN4560261130077
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近所のスーパーは納豆も品薄です

納豆が品薄_20200427_155820_618夫が買い物をするとそのたびに違う納豆を買ってくるので、普段我が家でどの納豆を食べているのかあまり意識していないのだと思います(笑)

今日も夫のチョイスでしたが、今回は今までに見たことがない納豆を買ってきたので理由を尋ねたら、納豆がほとんどなくてこれしか残っていなかったそうです。

コロナの影響で学校が長期休業中だから、パスタソースやパスタが売り切れているのは以下↓のブログで書いたけど、納豆もなの?

? ミートソース フォン・ド・ヴォー仕立て/キューピー

数日後に自分が買い物をしたときに棚を見てみたら、私がよく行くスーパーは写真の通り、16時前後でもすでにない商品が一杯ありました。この日はおかめ納豆ならまだあるようです。

ですが、このスーパーは元々在庫を持たないお店なので、ヤマザワやウジエでは違うのかもしれません。

たれとからしが付いていないのが、むしろちょうど良かった!

粒がおいしい小粒納豆/ヤマダイフーズプロセシング_ed_trim_20200425_181636この納豆には「たれ」と「からし」が付いていませんが、むしろそれが良かったです。というのも最近、夫からのリクエストで、「納豆を大鉢で出してほしい」と言われていたから。

夫は北海道出身なので実家では納豆をネギと砂糖としょう油(甘じょっぱい味付け)で食べていたそうで。実家では人数分を大鉢でこねて食卓に出していたので、今までのように個別にパックを付けて添付のたれとからしで食べるのではなく、そうやって食べたいとのこと。

先日、そのリクエストに応えたら、メチャメチャ喜んでくれたので、コロナで仕事がなく朝も時間に余裕があるいまのうちは、そうやって出そうと思っています。

そうなると、添付のたれやからしは不要なんですよね。それを捨てるのにかすかな罪悪感を感じてしまう小心者の私なので、このタイミングでたれやからしのついていない納豆は、シンプルでいいですね。

さて肝心のお味ですが、納豆にはあまりこだわりがなく意識したことがないので「普通」という感じでしょうか。強いて言えば個人的にちょっとだけ豆の水分がほかより少ない気がしましたが(または豆の密度?)、言われても感じない程度なので、参考にならないかも?

作りました

▼パックのフタを開けるとこんな感じです
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▼ネギと砂糖としょう油を入れてかき混ぜ、茶わんにあけます。ちなみに夫はスマホ撮影が苦手なので、夫の指が映っております(笑)
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▼ご飯にかけました!
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▼いっただっきまーす♩
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HPを見てみました

ヤマダイフーズプロセシング「会社沿革」_trim_screencapture-yamadai-net-foods-about-2020-04-28-10_15_52

なにやら複雑な経緯がありそうだ

ヤマダイグループは鮭や干物を扱う函館の山大から派生した企業群のようです。そのグループ会社で今回の納豆を作っているヤマダイフーズプロセシングの会社沿革ご挨拶を見てみたら、今に至るまでには結構いろいろ経緯があったようで、思わず検索しまくってしまいました^^
経済に詳しくないので「営業権譲渡」「営業権継承」の中身がよくわかりませんが、同社のHPや一連のネット譲歩を自分なりに読み解くと、要するに…

1994 ヤマダイフーズプロセシングは「くめ納豆」の北海道に於ける現地生産協力工場として設立された会社である、と。
2003 北海道における「くめ納豆」の販促強化のために、メーカーの「くめ・クオリティプロダクツ社」と共同出資で「北海道・くめ・クオリティ・プロダクツ(株)」(販売会社?)を別につくった、と。
2009 ところが「くめ・クオリティプロダクツ社」が倒産してしまう。「くめ納豆」の営業権・商標権はミツカンに譲渡される。
2010 「くめ納豆」がミツカンになってしまったので「北海道・くめ・クオリティ・プロダクツ(株)」をヤマダイフーズに社名変更する。
2011 翌年、北海道の有力中堅納豆・豆腐メーカーだった「坂田発酵食品」(小樽市)が倒産する。
2011 倒産した「坂田発酵食品」より土地・建物・商品の営業権を継承する。潰れた坂田発酵食品の工場を継承し、坂田発酵食品の商品も継承する。
2012 ヤマダイフーズプロセシング(たぶん製造会社)がヤマダイフーズ(たぶん販売会社)を吸収合併して今に至る。

納豆業界は大変そうだ

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関心を持ってあれこれネットをしらべていると、納豆や豆腐の業界って、倒産や吸収・合併がすごく多いんですね。
価格競争になっていることや、潰れた「くめ納豆」のように大手のPB(プライベートブランド)に手を出し、あまりに薄利多売すぎて、収益が出なくなって業績が悪化するところもあるようです。

私は、家計に余裕があるときは、なるべく地元のメーカーに貢献したいので(半ば寄付のつもりで?)「わたり納豆」を買うようにしていますが、今回の「小粒納豆」が59円(本体価格)なのに対して、「わたり納豆」は138円です。
なので、今のようにコロナで収入減が続くと、どうしても安いほうに目が行きます。
我が家がそうであるように、納豆は多くのご家庭にとって食生活の必需品なのでコロナで売り上げが激減するということはないかもしれません(むしろ免疫力を上げてくれるので増収の会社もあるかも?)。ですが、国産大豆を使って高めの価格になっている商品は、ダメージが大きいのかな?と思いました。

個人の体験に根差した私の思いとしては、潰れそうなメーカーさんにはあまり頑張ってほしくないです。頑張るほど傷口が広がるので倒産もひとつの方法だと思います。
ですが、納豆は日本が誇る伝統的な発酵食品なので、どこかほかの会社に継承しても商品だけは長く生き続けて欲しいものですね。

この項目は以下のサイトなど主に参考にしました。
くめ・クオリティ・プロダクツ、ヤマダイフーズと共同出資で北海道に新会社設立(日本食糧新聞 2003)
水戸納豆大手・くめ・クオリティー・プロダクツが倒産 ミツカンが再建スポンサーに(ウィキニュース 2009)
「くめ納豆」製品の販売にむけた基本合意について(ミツカン 2009)
「くめ納豆」製品の販売開始について(ミツカン 2009)
納豆販売「坂田発酵食品」(小樽)が任意整理の意向(Internet Archive 2011)
北海道の雄「坂田醗酵食品」逝く(七転納豆 2011)
ヤマダイフーズプロセシング(Seesaa Wiki 2012)