栗甘露煮/タカラ食品
原材料:栗・砂糖・漂白剤(次亜硫酸Na)・酸化防止剤(V.C)・クチナシ色素
・原料原産国:韓国
製造者:タカラ食品株式会社(徳島県阿南市)
購入店:サン・マルシェ東中田店(宮城県仙台市)
価格等:固形量65g/内容総量130g/419円(本体価格)/2019.12.31
言われてみれば栗のむき身は白かった
年越しの茶わん蒸し用に買いました。
大みそかに買いに行ったら売り切れていたことが何度かありましたが、幸い今年はありました^^近所のスーパーで扱っているものはこれ一種類なので、選択の理由は これしか置いていないから でしょうか。
秋田の茶わん蒸しは甘いんです
うちの両親は秋田県出身ですが、秋田県の茶わん蒸しって甘いんです。そして栗の甘露煮が入っています。
だから私も小さな頃から茶わん蒸しというのはそういうものだと思って、母がつくる栗が入った甘い茶わん蒸しをご馳走デザートの感覚でワクワクと食べていたのですが、大人になるとどうやら世間は違うのだとわかりました(笑)
だから今の私がつくる茶わん蒸しは、甘くはありません。だけど栗は入れるという半々スタイルです。だって茶わん蒸しと言ったらやっぱり栗ださーというソウルフード的な思いもあるわけで、個人的に味はだし汁でも栗だけは外したくないのです?
秋田・青森・北海道では「茶碗蒸しが甘い」!? 共通する具材とは|ニュースサイト しらべぇ を拝見すると、どうやら茶わん蒸しが甘いのは秋田県でも県北とのことです。なるほど、うちの両親は秋田県の能代市生まれなのでビンゴですね!ちなみに能代では亡き父の法事で2015年に利用したキャッスルホテル能代でも会席料理で甘い茶わん蒸しが出ましたたよ?
栗には漂白剤がつかわれていた
さて、そんな茶わん蒸しに必須(個人的)の栗の甘露煮ですが、原材料を見てみたら、漂白剤(次亜硫酸ナトリウム)という文字が目に飛び込んできて、ちょっとびっくりしました。
次亜硫酸ナトリウムって言葉の中に硫酸という単語が入っているし、聞いただけでも印象が毒っぽい名前ですよね?うわー、なんか、嫌な感じ・・・
気になって栗の漂白剤について検索してみたら、詳しく解説してくださっているブログを見つけました。こちらです。
【食】やはり添加物が多い市販品 ~栗甘露煮~|語られる言葉の河へ
ブログでは ”栗=黄色という消費者の思い込みが、漂白剤や着色剤などの添加物容認につながっている” と書かれてしましたが、言われてみれば確かに栗のむき身は白っぽいですよね。生栗を茹でて剥いて食べてもあんな真っ黄色の栗には出会ったことがありません。
ブログによると栗の漂白剤はそのあとに使われるクチナシ色素の着色が鮮やかに仕上がるようにセットで使われるのが一般的らしいですが、着色はしていてもまさか漂白剤が使われているとは思いませんでした。
この漂白剤は色々種類があってもすべて「亜硫酸塩」という表記で良いそうですが、略さずにきちんと「次亜硫酸ナトリウム」と書いてあるということは、むしろそれが何かのアピールになるんでしょうね。
さてこの甘露煮は国内製造と書いてありますが、栗そのものの原産地は韓国なんですね。塩サケや粉類や山菜等の水煮と同じで、採れたのは海外でも製品化しているのは国内ですよ、という意味ですね^^
栗の甘露煮はお正月用品の中では値段が高く感じる商品ですが、これがもし無添加で国産の栗だったら本当にどれだけ高くなっちゃうんでしょうか。
ちなみに家庭でお料理するときに栗の色をよくするためには、ビニール袋に栗を入れてさとうをまぶして袋を閉じ、よく揉みこんで冷凍庫で3時間休ませるといいそうですよ!(出典:ほっくり栗ご飯|cookpad)そうすると着色料をつかわなくて黄色くなるそうです。